先日、職場で求人募集をすることになり、面接を行った。
私は面接官の役目で、応募者の方に、
会社の説明や仕事内容の説明をしなければならない。
普通の人からすれば、なんてことないことかもしれないが、
あがり症の私にとっては、かなり緊張する仕事だ。
説明を始めて、最初はまあまあ順調だったのだが・・・、
「順調に説明できているかもしれない」と意識した途端、
緊張してきて鼓動が早くなってきてしまった。
そして、声も少しずつ震えてきてしまった。
「まずい、まずい」「落ち着け、落ち着け」と心の中で思ったのだが、
こうなってしまってはもうダメだ。
その後は、かなり緊張して声が震えてしまった。
特に誰からも何も言われなかったが、自分の中では、あーあ、失敗した、と思った。
普通、面接って応募者側が緊張するんだよね。
そして、面接官が笑顔で、「どうぞ、リラックスして下さい」なんて言って、
応募者の緊張をほぐすんだよな。
面接官のこっちが緊張してどうするの?って感じ(涙)
20代の頃、違う会社で総務の仕事をしていた頃、
新入社員の社員証の写真を撮る役目だったのだが、
凄く緊張してしまい、なかなか撮ることができなかったことがあった。
近くで見ていた先輩の社員から、「君が緊張してどうするの?」と怒られた。
なんだか、その時のことを思い出した。変わらないなぁ、自分。
まあ、だけど、落ち込んでいてもしょうがない。
緊張して声が震えちゃったけど、一応最後までやり通すことができたし、
無事面接は終わったのだから、よかったじゃないか。
それに自分が思っているほど、周囲の人は気にしていないかもしれない。
それに緊張してみっともなかったと思っているけど、
案外、緊張していた方が周囲の人は好感を持ってくれるかもしれない。
例えば、堂々と大きな声で完璧にスピーチをするAさんと、
緊張しながらスピーチをするBさんがいたら、
私は、Bさんと友達になりたくなる。
人前で何かする時って、ついつい完璧にやっていいところを見せたいと思ってしまうけど、
完璧でカッコイイ人って、実はあまり好かれないのかもしれない。
逆に、緊張して失敗して、自分では無様をさらけ出してみっともないと思っていても、
案外、周囲の人はやさしい温かい目で見てくれているものなのかもしれない。
少なくとも自分は、緊張している人を見て、バカにしたりみっともないと思ったりはしない。
この人は、きっと繊細でいい人なんだろうな、と思う。
だから、まあ、今回も、そんなに変な風には思われてないかもしれない。
そう思おう。
まあ、よくがんばったよ。次もがんばろう!